「人の喜びは わが喜び」を信条に、社会正義実現のため弁護士に。一期一会を大切に、出会った方とのご縁を繋いでいます。
大倉浩法律事務所
弁護士・所長 大倉 浩(おおくら ひろし)
さいたま南倫理法人会 副会長
入会したのは、1999(平成11)年。当時、松下政経塾で学ばれた上甲晃(じょうこうたけし)さんと親交があり、主催されている志(こころざし)ネットワークの青年塾(20、30代が対象)は知ってはいましたが、40代になる私には資格がなく、勉強する場を探していたところに紹介されたのが倫理法人会でした。
弁護士という職業は、親族間の相続、親子関係、夫婦関係など、家族間の紛争を扱うことが多いので、必然的に倫理という観点からも考えます。そのせいか、倫理法人会とは相通ずる部分も多く、最初のモーニングセミナーでしっくり来たので、そのまま入会を決めました。
倫理に入会してから、より深く人に感謝するようになりました
私の父は住職で、私は今、浦和の蓮昌寺(れんしょうじ)の檀家総代をしています。そういう環境で育ったので、もともとプラス思考で、人に対しても感謝をするほうではありました。しかし、入会してからは、なんでも当たり前だと思わないようになり、よりいっそう感謝をする気持ちが増えました。
法律事務所を構えてからは、数名の若い弁護士さんに手伝ってもらっています。今まで13名が独立していきました。そんな彼らとも、大きな事件のときには協力してもらい一緒に仕事をするので、師匠と弟子というよりは仲間。家族や兄弟みたいなものだと思っています。今でも毎年、事務所のスタッフ全員で旅行に行きます。
人生は人との出会いで仲間づくりをしているようなものですね。一期一会、相田みつをさんの「あなたにめぐりあえてほんとうによかった」とか、TKCグループ創業者・飯塚毅さんの「自利利他」など、そういう考え方に共感します。
学生のころは、漠然と海外に対する憧れがあったので、商社マンになりたかった。でも、大学受験の時期にロッキード事件が起きて、検事になることが目標になりました。司法試験を突破したある時、「検事は勾留など、人権侵害に近いこともせざるを得ないから、大倉くんには向いてない」と言われ、確かにそうだなと納得して、弁護士になることを決めました。
1992年(平成4)年、弁護士になって初めての仕事で、被疑者に会いに警視庁の接見室へ行った日のことは、今でも頭の中に映像がでてくるくらい、昨日のことのように覚えています。窃盗の罪で、0歳を含む幼い子供が2人いる母親が勾留されていたのです。逃げるはずもないのに、酷いことをするなぁ、と感じると同時に、弁護士になって本当に良かったと痛感しました。その時の所長に「大倉くん、この情熱(パッション)を忘れるな!」と言われ、心に刻まれた出来事になりました。
今、情熱を注ぐのは、「少年事件」と「社交ダンス」
今は、交通事故の示談や医療過誤事件、経営者の方からは債権回収や労働問題を相談されることが増えました。破産管財人として、債権者集会を開く事もあります。なかでも、私が情熱を注いでいるのは少年事件です。何年にもわたり面会し、社会に出てからも進路や資格取得などを応援して、社会に戻り役立てるように寄り添います。経営者の悩みを聞く機会も多いのですが、彼らには「私に顧問料を払うより、倫理で勉強するといいよ」と入会を勧めてしまうこともあります(笑)
もう一つ、私が情熱を注ぐものがあります。
それは社交ダンスです。忘れもしない1996(平成8)年2月11日の建国記念日に映画「Shall we dance?」を観に行き、その翌日の12日にダンス教室に入りました。前から興味があって、年を取ったら始めようと思っていたけれど、映画を観たら「今しかない!」という気持ちになって、始めました。
倫理でも、「日々好日」今日は最善の一日、今は無二の好機という言葉がありますね。今はそのダンス教室の後援会長もしていて、週に1回1時間のレッスンを続けていいます。動きがものすごく激しいから、汗びっしょりになって楽しんでいます。
今のさいたま南倫理法人会は、若い人が増えて、活気があって雰囲気がすごくいい。私の入会当時は、40代が若手でした。
モーニングセミナーで他の単会に行く事もあるけれど、倫理法人会のメンバーは、人の話を聞く態度がものすごくいいなと感じます。経営者には、この姿勢が大事です。倫理法人会に入って良かったのは、初心を忘れないようにさせてくれていることです。
【会員プロフィール】
1956年埼玉県さいたま市出身。大学卒業後、家裁の事務官、地裁の書記官として勤務。35歳から弁護士として活動している。
【法人情報】
大倉浩法律事務所
〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町7-12-4ニチモビル浦和4階
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